個人的にリバプールの前半戦を振り返ってみよう。【選手レビュー】
こんばんは、yoruです。お久しぶりですが唐突に文章を書きたくなったので書いてます。
さてプレミアリーグも前半戦、とりあえず全チームと一回ずつの対戦が終わり、折り返しまで来ました。ということでリバプールの選手個人個人の振り返りをしていこうかと。ほんとざっくりです。ざっくり。スタッツはスパーズ戦前までのプレミアリーグのもの。
ちなみに画像は以前の選手紹介の使い回しです。ご容赦。
【GK編】
アリソン・ベッカー(16Apps 5CS 13失点)
『リバプールはファンダイクを抜いてもアリソンがいるのがズルい』と聞こえることもあるが、実はちょいちょい居なくなっている。前半戦で3試合欠場。しかもあのヴィラ戦とエバートン戦にいなかった。お祈りをすることで復帰予想より早く復活するドラクエシステムを採用しているから、なんだか毎回ありがたい感じで復帰してくるが本音を言うと怪我なくシーズン完走して欲しかったところ。ただ、まあ出てる時のパフォーマンスは言うことなし。ボールを弾く場所が素晴らしいなぁと見てて思う。
アドリアン(2Apps 0CS 9失点)
そんなに上手いこと続かないね。わかっていたさ。十分わかっていたつもりだったが、やっぱりダメだった。いや、むしろフリーで加入したと思うと去年の秋でもう十分回収したと言えるだろう。9失点の中にはディフレクションもあり全ての責任というわけではないが、むしろ攻撃の時に足を引っ張っていた感が否めない。契約は今期までなので新天地を見つけるためにも、去年の秋の記憶のままこれ以上出場しない方がいいかもしれない。
クィービーン・ケレハー(1Apps 1CS 0失点)
『名前なんて読むねん』としか言われてなかった第三GK、ついに出場。試合数が少ないのでなんとも言えないが、足下うまいやんけって感じのGK。15歳までFWだったらしい。なるほど。ただゴール前に立ってるとGKにしては身長小さくない?って感じるけどまあ結果出てるからよし!成長してくれ。
【DF編】
ファン・ダイク(5Apps 1G 1CS)
いなくなってしまった世界最高。ただ、いたときにも昨季よりさらにポゼッション寄りのサッカーにシフトするためのラインコントロールに苦戦していた。というか本人の身体能力が高すぎて周りのDFが追いついてない感もあった。とまあ守備の人だから守備の事言いたくなるけど、後ろからの組み立て、セットプレーでの得点力など攻撃面でいなくなった事を痛感している。ゆっくり治してください。
ジョー・ゴメス(6(1)Apps 0G 0CS)
いや、お前もいなくなるんかーい!今までダイクに守備の指示は頼りっぱなし、高すぎる身体能力でポジショニング悪くてもギリギリなんとかするみたいなところをこれを機会に修行できるねって思ってたのにお前もいなくなるんかーーい!(2回目)
ジョエル・マティプ(9(1)Apps 1G 3CS)
元々怪我体質ではあったが、CBが2人長期離脱した今季ではよりそれが目立つ。中国製の製品ぐらい壊れる。いや、今なら中国製の方が壊れにくいのかもしれない。出場すれば及第点の出来はできるので尚更もったいない。使うのはいいけど正式なCBとしては数えない方がいいと思ってたらスパーズ戦で案の定怪我をした。怪我をするようなそぶりを見せないのもポイントが高い。
トレント・アレクサンダー=アーノルド(17(1)Apps 0G 2A)
んー個人的にはアーノルド個人の不調ではないというのが見解。ファンダイク離脱と過密日程の影響を一番食らってるのだと思う。 トップクラスのSBだと思うけど、所詮立っている場所はサイドなのである。周りの動きのフォローがないと流石に試合を決めれない。というよりサイドから試合を決めれてた昨季がおかしい。
ロバートソン(19Apps 1G 5A)
控えの選手を夏に獲得したはずだったが、なぜかカップ戦も含めほとんどフル出場している。どういうことか。なのに相変わらずめちゃくちゃ走っている。どういうことか。引いた相手に対してはやっぱり攻めづらそうにしているし、クロスも通らないけどロバートソンの責任ではない。ファンダイクもいないのに10Aペースだ。感覚狂ってきてるけど十分すぎる。
ナット・フィリップス(3Apps 0G 1CS)
『 CBヤバイよ!全員集合!』の出演者その1。なんとなく容姿からプレースタイルが想像できるがそんな感じだ。また、シュツットガルトにレンタルされていたのもなんとなくわかる。弾き返すのはまあまあやれる。縦パスも昔のCBよりは出せる。堅実に、無理な勝負もしない。ただこの先ずっとリバプールで活躍し続けるのも想像つかない。
リース・ウィリアムス(2Apps 0G 0CS)
『 CBヤバイよ!全員集合!』の出演者その2。細めのファンダイク。CLに出場しそれなりにうまくやれて、アンフィールドのスパーズ戦、ケインに空中戦で結構勝って評価をあげた男。お、これは結構有望か?って言ってたら足が致命的に遅いのがバレた。そのため早めに勝負するきらいがある。がしかし、裏目に出てきちゃったね。
ネコ・ウィリアムス(2(2)Apps 0G 0A)
すまん。。。はっきり言ってそこまで印象がない。むしろ国際試合でウェールズ代表で出場し、ゴールを決めてベイルとわーいってしてたのが覚えている。。。アーノルドが怪我から戻ってきたとき、「やっぱ、アーノルドだな」ってなったからそういうことなんだろう。
MF編
ファビーニョ(16(1)Apps 0G 0A)
MFに入れてるのは筆者の意地である。ファンダイクとゴメスは高級焼肉を奢ったほうがいい。前半戦のMVP候補。ボールを刈り取る力、出る出ないの判断は素晴らしく、素晴らしいからこそもう一列前で見たい。仕方ないんだけど。リバプールの適応に時間がかかってたとかもう遥か昔のようだ。性格が明るいのがいい。長期離脱だけはやめてください。
ヘンダーソン(14(1)Apps 1G 1A)
本当に功労者である。アンカーが定位置になってしまったが、というかもはやCBにまでなってしまったが、この人が右IHにいないことが攻撃の停滞に繋がっていると思う。献身的なランニング、大外でも内側でもプレーできるキック精度、そしてプレッシングの舵取りと、リバプールの右サイドを支えていたのはこの人。ただそれ以上に長期離脱されると精神的支柱がいなくなってしまうので無理はしないでほしい。
チアゴ・アルカンタラ(4(2)Apps 0G 0A)
うっっっっま。サッカーがうますぎる。ずっとチアゴを見ているだけでも面白い。動きも多くその分守備時に無理をしてしまうけど、それがあっても上手すぎる。アンカーよりIHの方が活きるんじゃないかな。今でも中盤にチアゴがいるのが嘘のように感じる。そのくらい今までのリバプールにはいない上手すぎる人。
ワイナルドゥム(17(2)Apps 1G 0A)
評価に悩む人である。まずシーズン通して計算経つのは素晴らしい。 ただ、内容に目を向けると攻撃時フワッとしてる。ビルドアップの役割もなんとなくこなし、前線への飛び出しもなんとなく走り、プレスもなんとなく取る。多分本人的には守備とのバランスを気にしてるんだろうけど、そんなこと考える前に走ってる方が良さは出る。
ミルナー(3(8)Apps 0G 1A)
クローンを作れ、早急にだ。 流石に衰えが来たかなとか思ってたけど、やっぱりこのおじさん異常。ワイナルドゥムのようなフワッと感が無い。やるべきことを確実にやっている。スペースに走り、ボールを受け、プレスに走る。ヘンダーソンが前で使えない状況でIHにミルナーは効いている。なのでCBとしても使いたいし、ほんとクローンを。
カーティス・ジョーンズ(7(5)Apps 0G 0A)
前半戦、評価を上げた選手の一人。狭いところでもボールを持てるし、そこでの落ち着きもすごいある。ドリブルで運べるし、ミドルが一本入ればより脅威になる。スパーズ戦は彼の試合だった。ただ、まだ消える時間帯もあるし、一人でなんとかするタイプではないので周りで支えてあげようね。
ナビ・ケイタ(6(1)Apps 0G0A)
序盤、試合に出ては守備を狙われ、なんとなく評価を落としていたらジョーンズにポジションを奪われ、そのまま怪我でフェードアウト。パレス戦はよかったんだけどね。むしろそれ以降の試合の方に出て欲しかったな。ドリブルで入り込んで行く技術はリバプールの中盤随一なはずなのだが、矢印が一度でも後ろに向くと途端に消えてしまう。この先5試合ぐらい出て3G3Aぐらいして怪我でいなくなっても、そろそろ評価は怪しい。
オックスレイド=チェンバレン(2(2)Apps 0G 1A)
今季も怪我から戻ってきてスーパーゴールを決めてまた怪我をして去っていくのかと思ったら、今季はスーパーゴールも決められなくなってるじゃないか。もう少し周りを見て動けたはずだったが、焦りなのか調子なのかとにかく周りと合ってない。カップ戦が終わってしまったのもこの人の調整の場がなくなって痛いと思う。
シャキリ(2(4)Apps 0G 1A)
頑張ってるからなんとなく責めづらい。というかシャキリは自分のできることを精一杯やっている。そして結果も出している。だた、もうちょっとできるんじゃないか感もある。右IHでラストパサーのような、フィルミーノの負担軽減役を担ってるけど、もうちょっといろんなことができる選手じゃない?それに右IHで出るとどうしてもアーノルドが孤立しちゃう感がある。左IHでヘンダーソンみたいにならないかな。
FW編
フィルミーノ(18(1)Apps 5G 3A)
今季もリバプールの攻撃の中心ではあるが、いつもより若干ミスが目立つ。過密日程の影響も十分にあると思うし、相手のラインが低く、マネやサラーの裏抜けが減っていることも関係してると思う。だからこそ強豪相手の時には若干やりやすそうにしている。なんかおかしな話だが。
サディオ・マネ(17(1)Apps 6G 2A)
宇宙人。特に序盤は凄まじかった。後ろが危うくなったことにより降りたり背負ったり走ったりと、色々と仕事が増えているがこなしちゃってる。 こなしちゃってるのがまずい。中盤が甘えてしまう。スパーズ戦を見る限り、やっぱり裏抜けや斜めの動きを優先させてスッキリした方がチームのためではある。
モハメド・サラー(16(2)Apps 13G 3A)
13Gの数字は流石の一言。ただ、まとまって点を取ってるから決めれない相手には決めれてない。リバプールの右サイドの停滞はアーノルドでもサラーでもないと思うので、気にしないで欲しい。この決定力を生かすためにボックス内にできるだけいて欲しい。この人もマネ同様にシンプルに斜めに走らせるのが一番いい。あ、今季は守備頑張ってると思う。
ディオゴ・ジョタ(5(4)Apps 5G 0A)
お前、すげぇじゃん。やば。あそこまで3トップと馴染めるとは思わなかった。最初はビルドアップ時の立ち位置めちゃくちゃ迷子になってたけど。マネ、サラーが行ったワンテンポ後に入ってくるまさにシャドー。捕まえるの難しいと思う。怪我は仕方がない。不可避イベントとして受け入れよう。後半戦も期待しています。
ディヴォク・オリギ(1(4)Apps 0G 0A)
昨シーズンまではパルプンテとして機能していたが、もうすっかりただのキック力のあるストライカーになってしまった。キック力だけだ。決定力はない。 シャルケに行って英雄になるルートとかおすすめだったんだけどどうするんだろう。
南野 拓実(PL2(7)Apps 1G 0A)
本人は満足してないかもしれないが及第点だぜ!プレスマシーンとして認知はされたし、ゴールという結果も出た。ユーティリティ性もあるので耐えながら待つしかない。前線の選手として活躍したいのかもしれないが、意外とSBとかまでできる可能性も秘めてるんじゃないかと思っている。もう少し守備時の体の使い方を覚えたいね。
まとめ
個人的なレビューでした。一晩で書いたのでざっくりです。前半戦MVPはファビーニョかな。よく支えてくれましたの一言に尽きます。ここ最近の攻撃の停滞に関してはミルナーとチアゴをIHで使うことでスパーズ戦は解決されたように見えたので継続してもらいたいです。本当はヘンダーソンを前で使いたいんだけど。
優勝も充分圏内。じっくり見ていきたいです。CBどうするんだろ。