yoruの記録

雑記ブログに見せかけてほとんどサッカー(Liverpool,Dortmund)の話。

【マッチレポ】脳内麻薬逆転勝利 〜横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ J1 第9節〜

こんばんは、yoruです。

今回はJ1リーグ横浜Fマリノス川崎フロンターレの一戦を現地で見てきたので、せっかくなら簡単に残しておくかということで書いてます。

レビューっていうよりかはレポートです。語彙力30%。今後も現地で見たときに書いたら面白いかなと思っております。

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マッチレポ

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スタメンはこちら

 

いやー勝った勝った。

試合を振り返ると、まず川崎のプレスに変化あり。WGがSBを消しながら寄せるのではなく、ボランチを消しながらCBにプレッシャー。マリノスのSBにはIHがスライドしてWGにはSBがみるというルール。

それに対して序盤のうちはマリノスのSBは外側に立って、SB→ボランチ→WGで前進できていたように思う。開始1分の小池からマルコス→渡辺とか、また5分くらいの時間をもらった松原→エウベル→レオのPK疑惑とか。相手が出てくるのに時間がかかるスペースを愚直にシンプルに使うことができていた。

 

ただ、20分よりちょっと前ぐらいから川崎のプレスが無理をしないというか、ある程度全体が撤退。ハーフラインぐらいに構えるようになった。これで困るのがマリノス。WGの裏のスペースが小さくなり、SBが時間をもらっても中央は固められ、効果的なプレーが出せない。また、SBが内側に入りボランチを押し上げることで前線に厚みを出すのがマリノスの押し込んだときの基本的なプランだが、4-4-2や4-5-1で構える他チームとは違い、4-3-3で構える川崎には内側に入ってくるSBは格好の狩場。IHとWGの両方ではさみ取ることができる。

ということで前半の半分過ぎからは川崎の時間。奪ってからマリノスのSBがいない場所に開いていくWGを中心にショートカウンターを連発。4-3-3で構えるメリットを活かした振る舞いである。CBも無理せず蹴るなーという印象もあったが、ある程度持たせて引き込むことを狙ったアクションなんだと思う。さすがに橘田がプラス1として入ってくるのは驚きましたけども。チャナティップも宮城も下がってるなら俺が行くと思って行けちゃうのが川崎の土壌なんだろう。

 

ということで前半1-0。日が落ちて来て寒くなってきたなと悲しいHTでした。

 

後半始まって5分くらい、渡辺に変えて畠中。岩田を前に上げる。この5分は川崎の後半の振る舞いを見たのかなと。結果前半と同じような感じ。内側締めつつ引き込む。

マリノスの対応としてはSBが内側に入らないようになったこと。そりゃ内側はいったら食われるから。また畠中、エドゥアルド、岩田で真ん中でボールを持つ時間を増やしたと思う。GKも入れつつ中央で数的優位を作る。というかむしろ前半はもう少しCBが運んでもいいやんけと思ったりもした。エドゥアルド、結構早めに蹴るんですな。

 

中央で落ち着き、SBが開くようになる、すれば序盤と構図は似てくる。中央でボールを持つことで川崎のIHがSBに出ていく時間を長くし、マリノスのSBが幅をとってIHが来る前にWGの裏へ。裏出せないなら真ん中にいるマルコスへ。

この構図を作れればマリノスの前線なら点は取れる。序盤に同じ構図の中で登里に出させたカードも効いてるのかなと思ったり。また逆転した後の川崎がこの土俵に乗っかってきたように思う。これが今季の川崎なのか、乗らざるを得ないのかはわからないけど。

エウベルと仲川の2点目はスーパーなものだったけども、ホームアドバンテージということにしておくか、交代選手含め土俵に乗ってる選手が多かったということにしておくか、どちらにせよこの45分の中で出力を出せたのはマリノスの方だったように思う。リーグ全体を考えた時、川崎が出力を増やしてくことも大いに考えうるし。鬼木監督が発展途上って言ったのはここの部分なのかなと思ったり。

 

ただその時にこの一敗が響くくらいマリノスの出力も上がっていればいいけどね!!!

ということで立派な逆転勝利。この一勝を大きくしていきましょう。

 

おしまい!

 

横浜F・マリノス 4-2 川崎フロンターレ

日産スタジアム

【得点者】

横浜FM エウベル 57',64' 仲川 58' ,78'

川崎F 家長32', 知念 73'

 

おまけ:お席紹介・お昼ごはん紹介のお時間

席は東ゲートE16あたりの1階席。f:id:yoru__li:20220223194131j:plainあんまり俯瞰できないかなと思ったけど、思いの外選手の立ち位置は把握できました。しかし日差しが若干眩しく、今の時期は暖かいけど夏は厳しそうですな。今度はベンチ側にしようと思います。

お昼ご飯はキッチンカーで。西ゲート側にあるUchiki-cafestationのプルドポークオーバーライスを。800円。

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結構ボリュームあったけども肉の味付けが濃い目なのでご飯が進みます。ぺろです。このサラダとお肉がご飯の上に乗ってて、混ぜて食べる系のご飯が大好きです。
次は何を食べようか。

【リハビリマッチレビュー】1対1をぶつけてみた 〜ドルトムント×ボルシアMG 21/22ブンデスリーガ第23節〜

こんばんは、yoruです。

今回はブンデス23節 ドルトムント×ボルシアMGの一戦を振り返っていこうと思います。
えー社畜をしており久しぶりのレビューのためあっさり目で、リハビリにお付き合いいただくような感じでお読みください。CLのレビューも書いてますから!!!

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スタメン

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ドルトムントはアカンジ、ホーラン、ムニエ、モレイが負傷離脱中。右SBがいないからなのか、それとも後述するボルシアMGの陣形を意識してなのか、はたまたホーランがいないからなのか、3バックでスタート。またレイナがケガ復帰後初スタメンとなった。

 

対するボルシアMGは冬の移籍でザカリアが移籍。それからはノイハウスを一列降ろして、前線にはプレアが入ることが多くなっている。また、選手によって違いが出るのはWBの人選だろうか。右は攻撃的なライナー、左は守備的だけど上がるの大好きベンセバイニがファーストチョイス。二人とも大外のレーンで仕事をするのが任されたタスクである。

 

 

噛み合う配置。時間をつくるのは

4バック予想だったドルトムントが始まってみると実は3-4-3でしたというプチドッキリから試合は始まる。結果お互いの配置はがっつり噛み合うことになり、明確に対面の選手がいることになる。

この状況になった時、守備側が考えるのは"どこで奪いにいくか”ということである。スタートの立ち位置が噛み合っている以上、各選手に明確な見るべき相手なるものが存在し、時間を与えるも奪うも守備側次第になってくる。当然、自陣ゴール前では攻撃側の時間を奪いに行くべきだし、相手ゴール前でも勇気を持って時間を奪いに行けば、一気にカウンターのチャンスになるかもしれない。

 

結論から言えば、このどこで奪いに行くかという部分での精度が大差の結果を招いたと言えるだろう。

 

序盤はお互いにミドルゾーンからスタートして、CBまでプレス。奪えればいいけどそれよりロングボールを蹴らせて回収させればいいぐらいのプレスに見えた。

盤面が変わってきたのは試合が落ち着いてきた10分ぐらいから。ドルトムントの保持。CBがボールを持つと、ベリンガムが最終ラインと同じ高さまで落ちてくるように。当然、それに対してボルシアMGボランチが付いてこないとなると、最終ラインはボールを持つ余裕ができる。

最終ラインに余裕ができると、この試合のドルトムントはそこからの選択肢が豊富。マレン、ロイス、レイナ(ブラント)の誰に当ててもよし、ゲレイロが入ってきても良しと縦パスの選択肢を多く持つことができる。また、縦パスをもらってもすぐ前を向かないのもポイント。必ずダフードやベリンガムに落として、この二人が前を向いてパスを出せる時間を与える。いわゆるレイオフ

前半の2得点はほぼこの形で、最終ラインから縦パスが出せる状態になっており、そのまま縦パス、落とし、もう一回縦パス、裏抜けでゴールが生まれている。

 

逆の立場でこれを書くと、ボルシアMGはどこで奪いにいくかが非常に曖昧であった。確かにボランチの背後で待つロイスやレイナは怖いかもしれないが、にしても最終ラインからの配球を自由にさせすぎた。ドルトムントは中2日、ボルシアMGは中7日と大きくあった日程アドバンテージを生かせたとは言いづらい。最終ラインから前線まで相手にどこまで許容するかの意思の統一が必要だったように思う。

 

ボルシアMGは後半から4バックにし、最終ラインの噛み合わせを避けることで、ゲレイロの裏に抜けていくライナー中心にいくつか脅かすシーンは作れていた。ここで1点、2点取れていたら大分試合は変わっていただろう。しかし、55分ぐらいからドルトムントも4バックに。後半は配置のずれを担保にチャンスを作っていたボルシアMGなので、また組まれるとビルドアップに苦戦。

がっつり組みに行けばドルトムントの選手の質なら負けないぜ!っていうローゼの意思や選手への期待感が感じられる変更だったし、この変更を見るとやっぱり意識的にボルシアMGの3−4−3に対して、1対1をぶつけに行ったのでは?ということも伺える。ELホームでの敗戦の後、前半戦で負けている相手に対して奇策に走るのではなく、選手に期待して、得意なことをやれるように整えたローゼは意外と人情味あるというかモチベーターなんだなと。

 

結果、守備者の注目を集めておきながらもスキルを発揮できるロイスの独壇場。6得点の内5点に絡む大活躍で勝利を手にした。

 

こんなところでリハビリはおしまい!!

 

試合結果
ドルトムント 6-0 ボルシアMG
ジグナル・イドゥナ・パルク
【得点者】
BVB:26' 81' ロイス, 32' マレン, 70' ヴォルフ, 74' ムココ, 90+1'ジャン
主審:マルコ・フリッツ

 

個人的なMoM

ジュード・ベリンガム

ロイスは言うまでもないが、ビルドアップに関わり続け、相手を押し込めば前線まで飛び出し、最後までプレスを怠らなかったベリンガムは流石の一言。前をむかせてもらえればロングレンジにもパスを散らせることを証明した。ブンデス50試合出場の彼はこれでもまだ成長途中である。