yoruの記録

雑記ブログに見せかけてほとんどサッカー(Liverpool,Dortmund)の話。

21/22 ドルトムント シーズン総括 個人編 【MF&FW部門】

続き

 GK&DF部門↓

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チーム編↓ 

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MF

28 Axel Witsel

 大ケガから復帰した今季。さらにCBが居ないという事で序盤はCBでの起用も。ただ怪我の影響か、明らかにクイックネスで衰えが見えており、ポジショニングの良さはあるものの追いつけねぇ...という場面が散見。被カウンターの場面では厳しいものがあった。ただ、攻撃時の整えっぷりというかインテリジェンスはまだまだ有るので、アトレティコで活躍を期待したいところである。

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23 Emre Can

 今季は24試合の出場で、中盤として10試合、CBとして12試合、右SBとして2試合であった。で、去年も書いたと思うけど中盤で使ってあげないと悪いところが目立ちやすいのである。リスクヘッジが出来ないというか、リスクを冒してリターンを獲るというプレーを選択する人なので、最後尾でリスクを冒すのは見てられない。心臓に悪い。ヴォルフスブルク戦のようなゴールを見たい人は推していったらどうでしょうか。テルジッチは推してないっぽいです。

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8 Mahmoud Dahoud

 昨年、ついに後半戦ぐらいから覚醒を見せ、「そうそう!ダフードに求めてたのはこれなんだよ!」というプレーで序列を上げ、今季はそれを確立したと言っていいだろう。思考がすっきりしたというか、ただ動いて最終ラインからボールを受け取り、ターンで前を向き、ロイス、もしくは対角に散らすというのをずっと継続できるようになったというのが良い。

本人の調子も良いとターンがキュイキュイできたり、ミドルが決まったりするが、別にそこまで求めてもないのでとにかく継続である。というかミドルを打つ割にはほとんどが明後日の方向に飛んでいるという事実が評価を悪くしているとも思ったり。

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22 Jude Bellingham

 私的クラブシーズンMVP。言う事ないでしょう。以前Twitterの方でベリンガム評を長々とつぶやいていたんだが、ざっとまとめると①BoxToBoxで90分走り続けられるというアホみたいな走力 ②2,3手先を読みながらランニングのコースとタイミングを決めれるインテリジェンス ③普通に身長高いし足が長い ④10歳上のシュルツにブチギレることができる胆力 

という才能の持ち主で、今季はひたすらハーフレーンを上下動して、サリーから平行サポート、ペナ角からのカットイン、チャンネル裏抜けまで全部やる!!マンになっていて、気づけば若手CM最高峰に。あ、あとサンチョみたいに対面の相手を抜けるってのもある。惜しむらくはキック力がそこまで無く、逆サイドに蹴っ飛ばせないこと。この点を向上させないとプレミアはちょっと厳しいと思うのでもう2,3年はドイツにいたらどうだろうか。

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19 Julian Brandt

 いろんなことが出来るんだけど、システムの中に組み込んだら言語化できずにパンクするという典型的な天才タイプで、序盤CMで使ったら守備に攻撃にただ走り回されて老けただけだった。で、レイナのケガとかもあって右WGに配置。中央のロイスとラブロマンスを紡いでいき9G8A。やっぱり「ロイス先輩と俺は相性バッチリ!言葉がなくても通じ合えるぜ!!」というのがまあいいっちゃいいんだが、結局それ周りの人が入っていけない2人の関係♡なので、チームとして推していく気はなく多分来季は普通にレイナがいるんだと思う。

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20 Reinier

 レアルから来て2年目。ハキミにはなれませんでした。やっぱりちょっと足元が上手い系の2列目はそれこそブラントが牛耳っちゃてるので試合で使うというプライオリティが高くならない。ということで結局逆から読んでも同じなら面白いという理由で名前が決まったというエピソードが一番面白いという事になってしまった。あ、あとオリンピックおめでとう。

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32 Giovanni Reyna

 辛い一年だったと思う。今季はさらなる成長を期待され、背番号もサンチョの後を継ぎ7番となり、ドルトムントのスタメンを1年取るというのが目標だったはず。しかしほとんどを怪我で欠場。350分の出場時間となってしまった。怪我した瞬間はこちらも辛い。才能は間違いなくあるので心身共に強くなって来季頑張りましょう。

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10 Thorgan Hazard

 1トップじゃ背負えないから真ん中からいなくなっちゃうし、WGだとスピードが足りなくて単独ではできることが少なくて、結局3バックのシャドーか、2トップの一角でしか活きないというユーティリティー性が無い選手に。せっかくメングラ時代の監督が来たのにちょいちょいケガやコロナで離脱し、試合勘も失っちゃう事態。クラブ的にも本人的にも成績残さないと売れないし良い給与もらえない年だったと思うだけに残念の一言。来季どうする??

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39 Marius Wolf

 今シーズン影のMVPである。野球で言ったらカムバック賞みたいな。離脱が多かった今季のドルトムントの中でリーグ戦は3試合の欠場に留め、とにかく献身的に走った。右MFも右SBも左MFも左SBもやり、そのポジション全てで「特別なことはできないけど11人の内の1人なら十分」というプレーを披露。パスも別に普通、シュートもまあ普通、でもポジショニングは間違えないというある意味現代サッカーに一番適応した人。

レンタル前はこんなに走れる人でもなく足元に受けたがるちょっと上手いと思っている人だったのだが、2年のレンタルはその意識を取っ払い筋肉をつけさせた。来季もこの調子で頑張ってもらい、ホフマンみたいにならないかなとひっそりと思っている。

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FW

11 Marco Reus

 数シーズン前に「俺の、身体は、、弱い!!!」というルフィみたいな発言をしてから、代表を控えめにしたり、ちょこちょこ有給を貰うことによって怪我の離脱がぐっと減った。それだけでロイスの価値は上がるというか、本来実力はドイツ随一なので、9G17Aなんて数字も出せる。ただもう33歳なのでそろそろリーグのタイトルを取らせてあげたいなと思うところである。契約も来年までだし。

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21 Donyell Malen

 サンチョを売ってそのお金で獲ってきたので、サポーターもクラブもサンチョみたいなプレーをなんとなく期待していた節はある。でそのせいか序盤は適応に苦しみ初ゴールは11月になってから。ただそのあたりから周囲もマレンがどんな選手なのか分かってきた感じ。サンチョだと思っていたが実際は、どこからでもパスを受けたらターンをしてそのままペナルティエリアまで運べちゃうケツでかマンでした。なので2トップでもWGでも内でも外でもあんまり場所を選ばずにプレーができるのいいところ。ホーランとロイスに気を使いがちなのは改善ポイント。433のWGで旋回させたら面白いだろうなと思う。433やるのか知らんけど。

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36 Ansgar Knauff

 いや、ここに書く気はなかったんだけどさ。レンタル先であんなに結果というかタイトル取っちゃってるもの。EL王者って。こちらはELプレーオフで負けてるっていうのに。そこまでフランクフルトを見れているわけではないが、どうやらグラスナー塾で鍛えられ右WBで大外を上下動し、縦に仕掛けてクロスか、カットインしてファウルを誘うかという二択をキチンと突付けられる選手になっていた。WBだからこそあまり守備も気にならないし、攻撃もその二択さえできればいいというメリットも関係していると思う。

さて来季もレンタルは続くわけだが、WBだけでなくシャドーも経験させてもらってゴール前でのスキルも磨いてもらいたいところである。ドルトムントにWBのポジションは基本ない。

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27 Steffen Tigges

 ケガでなかなかまとまった出場機会が与えられなかったのは残念ポイント。ただ、途中出場でも献身的なプレスやランニングで3得点は立派な数字。ただ、フルシーズンで使うにはスピードや精度の部分で足りないところがあるのも事実。その場合移籍して出場機会を得ること、自分のプレースタイルに合ったチームに行くのは良いこと。で、ティッゲスのプレースタイルに一番合っているだろうケルンからオファーが来て、移籍したのはとてもいいと思う。将来のモデストになれる器。頑張ってほしい。

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18 Youssoufa Moukoko

 今さっき書いたが、こうした若手はまず怪我をせずにチームのトレーニングに一年間帯同するのが一番の成長への近道なのである。そうしているうちにたとえスタメンのCFが世界トップクラスだとしても、出場機会は得られる。そうしたチャンスをムココはことごとくケガで失ってしまった。んで拗ねて移籍したいと言われましても。まだ17歳だし、動き出しが悪かったり、パスの判断と精度が悪かったり、伸びしろはたくさんある訳だから焦らず成長してほしい。

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9 Elring Haaland

 まずザルツブルクから移籍してきて、プラン通りプレミアにステップアップしていったのは素晴らしい。ブンデス66試合61ゴール、なんという成績であろうか。今季だけを見ればやはり怪我が目立つシーズンで、それが移籍の報道と相まって心ドルトムントにあらずのように見られたのはまあ仕方無いというか。ただ、移籍発表後のドルトムントありがとうツイートなんかでやっぱり寂しいと思ったり。サンチョとホーランを同じクラブで見れたのはドルトムントサポの特権です。マンチェスターダービー早く見たいなぁ。さらば!!!ちなみに髪は切ってる方が好き。

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おしまい!!1試合しか出ず冬に移籍しちゃったディレイニーとか、途中出場がほとんどの若手とかは書きませんでした。Bynoe=GittensとかRotheとかは来季トップチームに食い込んでくるでしょう。期待です。

 

それでは。また開幕後に。

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SNS等で感想をつぶやき、拡散してくれるとありがたいです。

21/22 ドルトムント シーズン総括 個人編 【GK&DF部門】

さて、個人編。一人ずつ書いていくよ。

チーム編はこっち。

 

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GK

1 Gregor Kobel

 今季からやってきた守護神。というかシュトゥットガルトでの活躍はちゃんと評価していたのだが、こうもあっさりいいパフォーマンスを見せつけられ、守護神としての地位を確立されると今までいたGKは何だったのかという悲しみさえ覚える。

 ただ個人的にGKは離脱してほしくないと思っていて、今季終盤に離脱期間があったのは(しかもバイエルン戦)改善ポイントである。まあ失点の半分くらいはコベルの責任ではないので来期もよろしく頼みます。

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38 Roman Bürki

 背番号1をスッと譲り、昨夏スポンサー相手に問題を起こし移籍するのかなと思っていたら1年残留。それでも特に立ち位置が変わるわけでもなく第3GKとして過ごした1年なので特に書くこともなく。「アメリカ、好きだったんよね。行きます。」と、好きなアメリカで頑張っていただきたい。7年もいたんだねぇ。

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35 Marwin Hitz

 見事、就活成功~~~!!!2ndGKとして加入した4年前、昨年はビュルキを押しのけ1stGKになると、そのままコーベル加入後の今季も2ndGKとしてちょこちょこ出場。「まあこの年齢の2ndGKならいいよね」というプレー水準を保ち続け、34歳にして地元の強豪クラブへ移籍できたのでした。めでたしめでたし。4年間ありがとう。

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25 Luca Unbehaun

 もうちょっと優遇されても良くない?というのが個人的な評価である。脂の乗った主力GK、ベテランの2ndGK、元主力だけどもうついていけなくなった30歳GKがいる中でも、4番手なのかという。カップ戦とか使ってあげてもいいのに。

来季もLotka、Meyerが加入しベンチ入りは難しくなるだろうが頑張っていただきたい。

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DF

15 Mats Hummels

 去年は「おい、代表にも選ばれてノリノリか???」とか書いてたけど、さすがにツケが回ってきた今季。ケガが増え、徐々にプレータイムは減っていくんでしょうな。彼のビルドアップ性能に頼らなくていいようなチーム作りをしていきましょう。でも、出るときは出ていただきたい。刺さるチームはいっぱいあるので。あとゴシップによく抜かれた一年でしたね。

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16 Manuel Akanji

 ドルトムントでのアカンジは基本的に「スペックは高いがやることが分からん人」なのである。なので隣にフンメルスや前にヴィツェルなど整えてくれる人がいると、縦パスもバシバシ刺せたり、対人も負けなかったりする。ただ、自分がいざDFの中心となって整え役に回ると、途端に情報処理が間に合わずパンクする。んでビルドアップでミスる。なのでチェルシーでチアゴシウバの横でうおおおおって働くのが似合っているとは思う。就活頑張ってください。

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5 Dan-Axel Zagadou

 あまりに離脱が多すぎましたね。序盤はケガでアピールできず、試合に出るようになったのは年末から。と思ったらコロナで離脱。んで復帰したらまたケガ。見た目の強さとは違って、結構オーソドックスなディフェンダーなので継続して使ってあげないと連携や試合勘の無さでアラだけが目立ってしまう。ということで退団。どこ行くんだろうか。

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34 Marin Pongračić

 んでザガドゥの代わりに序盤チームに入っていたのがヴォルフスブルクから借りてきたポングラチッチ。最初こそは「お?できるのか君!」という感じだったが、徐々に悪い方で目立ち始める。パススピードが遅いのは致命的だった。なので4バックだと散らす前に守備が間に合ってしまったりする。さらに買取OPがついているからと言っても、まだ所属先のヴォルフスブルクの悪口を言い始め、ブンデス全体がちょっと引いた。ということで後半戦は控えに。お帰り下さい。

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24 Thomas Meunier

 昨季、適応に苦しみ、厳しい評価を下された彼は今季その評価を投げ返したと言っていいだろう。大きいのは自分の前にいるアタッカーが変わったこと。サンチョが前にいた昨季はサンチョのプレースピードに合わせつつ、適切なサポ―トを瞬時に判断し実行する必要があったが、彼にはその判断速度とフィジカル的なスピードがなかった。ただ、今季前にいたのは主にブラント。そのブラントとロイスが前でわっきゃわっきゃしているのをじっと見てからサポートすれば良いという時間に余裕があった。ホーランのヘディング強化目標とも噛み合ってアシストも付いた。後半ほぼお休みとなったのは痛いが、十分やれるのは示せたのではないだろうか。やったね。

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2 Mateu Morey

 ムニエに長々と書いてしまったが、モレイの方がムニエ以上にできること多いので良いと思います。今季は治療に専念。来季、強くなったことの証明を頑張ろうな。

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13 Raphael Guerreiro

 ビルドアップ時、さらにファイナルサードでの5+1の1をやらせたらやはりトップクラス。守備は今季も責任をCBに投げつけるところはありつつも、それ以上に攻撃性能が目立つのでありがたい。ただ、ゲレイロありきの戦い方は禁物。あくまでSBである。と良いところはあるものの、気になるのは離脱の多さ。フルシーズン戦うのはほぼ無理で結構扱いが難しい。故に売却候補にもなる。契約も来季まで。どうする。

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14 Nico Schulz

 上手ーくゲレイロと入れ替わるように離脱と復帰を繰り返し、ちょこちょこ出場した今季。結果は、、、だめでした。やはりSBとしてはオンザボールでできることが少なく、判断も精度も悪い。オンザボールに自信がないからか、すぐに前線にパスしてしまい、それが味方の時間を奪い、ロストにつながることが多すぎる。挙句の果てに10歳年下のベリンガムにブチギレられる始末。しかし全てベリンガムが正論である。給与高いんだよなぁ。。。

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29 Marcel Schmelzer

 ごめん、去年、ケガが治ったらそのまま退団ですね。ありがとう。みたいなこと書いたら、もう一年いましたね。まあケガが治らなかったという事ですけど。そのまま引退。長年お疲れさまでした。2連覇メンバーはレジェンドです。

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21 Felix Passlack

 その~、両SBだいたい同じレベルでできるとか、自国籍枠を埋めてくれるとか、まあ置いておく意味みたいなのはある選手ですけど、文字通り置いておく意味しかなく、途中交代含め10試合の出場。周りのケガでスタメン与えられたと思ったらケガするし。これが精いっぱいな気がするね。

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GK&DF編おしまい。
殆どの選手ケガしてんの。悲しくなるわ。

 

MF&FW編はこちら。